読んだもの見たもの聴いたもの

本やアイドルが主成分

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年によく聞いた曲

2021年にリリースされた曲でよく聴いたものを。去年もSexy Zoneの曲が大好きだったけど、今年もSexy Zoneの曲が大好きだった。ジャニーズの東京シティポップ(雰囲気で喋っています)はSexy Zoneの独壇場なのでは…と思っている。

最近読んだ本

最近読んだ本たち。最近は精神的に参ってしまって何も読まないまま過ごした一ヶ月があったりしたのもあって少ししか読んでいないけど、そんななかでも面白い本に出会えたので良かった!ここにきてミステリも面白いかも…ということに気が付いたりもして(今更…

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ

「それで、あなたが失うものは何なの?」—129頁 82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) 作者:チョ・ナムジュ 筑摩書房 Amazon これだけの話題作なんだから読まなきゃな~と思いつつここまで引っ張ってしまったが、ようやく読んだ。1982年生まれの娘に最も多くつ…

2021年夏に読んだ本

この夏、7、8月に読んだ本。BTSを好きになってから近現代史への関心が強くなったのでそういう関連の本が多かった。日本の夏は戦争を意識する季節でもあって毎年のように勉強しなきゃな…と思いながら、正直辛くて気が滅入ってしまうからという理由で避けてき…

人が一線を越える時 『水たまりで息をする』高瀬隼子

夫が風呂に入っていない。衣津実はバスタオルを見て、そのことに気付いた。昨日も一昨日もその前の日も、これがかかってなかったっけ?芝生みたいな色のタオル。—3頁 水たまりで息をする (集英社文芸単行本) 作者:高瀬隼子 集英社 Amazon 第165回芥川賞候補…

他にもあった面白本 2021年上期編

特別たくさんの感想がわいてきた本については個別で感想を書いたりしているのだけど、そういった本以外にも面白かった本はたくさんあったので、まとめておく。

K-POPから始まる数珠繋ぎ読書

BTSにハマった。 世間の例にもれず去年『Dynamite』を聴いてMVを見てしまったが最後、転がり落ちるようにしてハマってしまった。ハマってみたらBTSにまつわるコンテンツの豊富さに驚いた。公式がリリースしているもので、無料で見られるものの多いこと多いこ…

多様性を"受け入れる"側の傲慢 『正欲』朝井リョウ

【新しい価値観に対応していかないといけないですね】【本当にそうです】 "対応していかないと"。ため息が出る言い回しだ。—94頁 正欲 作者:朝井 リョウ 発売日: 2021/03/26 メディア: 単行本 私の周りでやたらと「朝井リョウの『正欲』読んだ?あれ読みたい…

アンドロイドに心はあるか 『恋するアダム』イアン・マキューアン

しかし、わたしが置かれている立場にはドキドキさせられる一面もあった。これは単なる欺瞞や浮気の発覚ではなく、じつにオリジナルな、現代の先端を行く体験—人工物によって寝取られた史上初の男になるという体験—だったからである。わたしはまさに時代の申…

『記憶のデザイン』、『積読こそが完全な読書術である』

記憶のデザイン (筑摩選書) 作者:貴光, 山本 発売日: 2020/10/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) これは記憶術のノウハウなどが書かれている本では全くなくて、まず現代人が置かれている情報環境を俯瞰し、日々膨大な情報を受信する私たちがいかにして自…

選ぶ、そして選ばない自由 『女の子は本当にピンクが好きなのか』堀越英美

女の子は本当にピンクが好きなのか (河出文庫) 作者:堀越英美 発売日: 2019/10/05 メディア: 文庫 すごく面白くて、間を置くことなく一気に読み切ってしまった。ピンク=女子の色として定着するまでの歴史、アメリカにおけるアンチピンク運動やファッション…

自分を担保するもの 『空芯手帳』八木詠美

倦むことにも飽きた残暑の中で、フローリングのどこか親しげな冷たさに甘んじるこの余裕。顔を上げれば部屋の奥にまだ西日が射しているこの安楽。 妊娠というのは本当に贅沢、本当に孤独。—4頁 空芯手帳 作者:詠美, 八木 発売日: 2020/12/02 メディア: 単行…

ラブストーリーをあまり読まない私が好きな恋愛小説

もうすぐバレンタインなので本屋さんでもレシピ本のフェアやチョコと一緒に贈りたい本特集みたいなのをやっているのを見かける。そこでタイトルの通り、ラブストーリーをあまり読まない自分が好きな恋愛小説フェアを勝手に開催する。ラブストーリーが苦手な…

服従が生む熱狂と快楽 『ファシズムの教室』・『服従の心理』

日本史の学び直しに興味があってそういう本を読んだのだけど、近現代史、特に戦争前後についてもっと知りたいなと思った一環で読んだ2冊について、自分用のメモを残しておく。 この2冊はどちらもとある体験授業や実験における結果とそれに対する分析をまとめ…

地球はローカル 『宇宙からの帰還』立花隆

宇宙からは、マイナーなものは見えず、本質が見える。表面的なちがいはみんなけしとんで、同じものに見える。相違は現象で、本質は同一性である。—248頁 宇宙からの帰還 (中公文庫) 作者:立花 隆 発売日: 1985/07/10 メディア: 文庫 もう、オッッッ…モロ…………

強烈なブラックユーモア 『その他もろもろ—ある予言譚—』ローズ・マコーリー

なぜなら、戦争は知恵を育まないからだ。それどころか、教養豊かで明晰な頭脳をひっかきまわし、廃墟にする。瓦礫はただの瓦礫でしかなく、思考の道は閉ざされて、人びとは疲れきり、老化する。あるいは暴力で鈍りきり、何ひとつ築けない。—10頁 その他もろ…

2021年にやること

新年早々ブログを書いているのは、大晦日、三が日が一年で最も暇な期間だからである。今現在、暇すぎてウケている。数年前までは初詣に行ったり旅行をしたりUSJに行ったり飲みに行ったりととにかく遊んでいたけど、20代も後半になると周りも結婚し始め、お正…